今回のスキマなゲストは
銭湯絵師の中島盛夫さんを
お迎えして、『銭湯絵師』を
テーマにお送りしました!
現在、中島さんを含めて、公式の銭湯絵師は日本に
2人しかいないそうです。
銭湯の壁に描くのはもちろん、最近では老人ホームの
お風呂の壁や、銀座のど真ん中のショップにでも
ローラーで塗っているとか。
(ローラーを銭湯の絵描きではじめて使ったのは中島さん!)
そんな中島さんが銭湯に描く富士山は、およそ3年で塗り直しをするそうです。
気になる富士山は1つの銭湯に1つだけ、男湯に富士山がある場合は、
女湯には松島が描かれていたりします(塗り直しで富士山は入れ換えるそうですよ)
ちなみに銭湯に描かれている富士山は、実際にはありえないものがほとんど。
雪をかぶっているけど、手前には緑が生い茂っているとか・・とにかく美しさ重視!
また、富士山の描かれていた銭湯の壁、昔はキャンバスだった!
自分でキャンバスを貼るところからスタートして、滲む色に苦戦しながら描いていたとか。
そのあとはトタン、そしてベニヤと受け継がれるわけですが、上描きにつぐ上描きなため、
壁を横から見ると、まるでバームクーヘンのように層になっているとか??
今後銭湯に行かれる時は、絵の厚さもチェックしてください。
中島さんの一番の銭湯の作品は、一番最新の富士山。
以前描いた富士山を見ると、恥ずかしくて描き直したくなるそうです。
常に進化をしている中島さんの富士山、かっこいいです!
これからもたくさんの富士山を描き続けてください!
<中島盛夫さん ホームページ>
http://morionakajima.com/