東北の被災地に、ピアノとピアノの音を届ける活動「スマイルピアノ500」。
東日本大震災で失われたピアノの数は、およそ500台だと言われています。
「失われたピアノとピアノの音を届けたい」という気持ちから始めたのが、
「スマイルピアノ500」という活動です。
みなさんのご協力により、グランドピアノ:5台、アップライトピアノ:30台、
電子ピアノ:6台、合計41台のピアノを届けることが出来ました。
そして、今年の3月にもピアノを届けてきました。
今回ピアノを届けたのは、福島県いわき市の西さんのお宅。
実家が津波で流されてしまい、ピアノもなくなってしまったという西さん。
自分が使っていたピアノには、思い出もたくさんあったそうです。
また、新たな気持ちでピアノに向かいたいと思うようになり、
「スマイルピアノ500」へ連絡をくれました。
メールで何度か連絡を取り合い日程を調整。
無事新居へ、グランドピアノを届けさせてもらいました。
今回は、その西さんと電話をつないでお話を伺いました。
西さんは、小学校の6年間ピアノを習っていたということで、
実家にあったピアノには、思い入れもあったそうです。
これからピアノと思い出を重ねていってくださいね。
今回、ピアノを届けるのにお手伝いいただいたのは、
福島県いわき市にお住まいの調律師、遠藤洋さん。
遠藤さんは、震災で津波の被害を受けた、
いわき市立豊間中学校のグランドピアノのを修復した方で、
このピアノは「奇跡のピアノ」と呼ばれています。
海水につかり、傷だらけだった状態のピアノを遠藤さんは
半年ほどかけて修復したそうです。
今年の3月11日に開催された震災復興を支援するイベントで、
遠藤さんとご一緒したとき「奇跡のピアノ」のことを色々と伺いました・・・。
ピアノを修復すること、ピアノを届けることで、
ピアノの音ともに思い出も届けられればと思っています。
被災地にピアノを届ける活動「スマイルピアノ500」では、
震災でピアノを失った方、またピアノを譲って下さる方からの
ご連絡をお待ちしています。
番組、または、私、西村由紀江のホームページまでご連絡ください。
お待ちしています!
http://www.nishimura-yukie.com/******************************
4月からFM福島でも、この放送が聞けるようになりました。
FM福島をお聞きの皆さん、宜しくお願いしますね。
番組では、あなたからのメッセージをお待ちしています。
メールの方は、番組ホームページから!
ハガキの方は、今お聞きの放送局
『西村由紀江のSMILE WIND』 まで、お送りください。
「家族や仲間の話」、「嬉しかったこと」「失敗をしちゃったこと」など、
どんな出来事でも構いません。
「あなたの身近にあるエピソード」を教えてくださいね。
ピアノの生演奏と共にご紹介をさせていただきます。
あなたの聞きたい曲もリクエストしてくださいね。
エピソードと一緒にご紹介します。
あなたにとって、笑顔の風が吹く1週間でありますように……。
♪今日OAした曲♪
●空へ / 西村由紀江
●扉をあけよう / 西村由紀江 ※生演奏
●ポプラ並木 / 西村由紀江