2016.04.27〜 「日本の文化と向き合うこと」

第83回 ゲストは、浄土真宗東本願寺派 緑泉寺の住職、青江覚峰さん。


青江さんは、1977年東京生まれ。
カリフォルニア州立大学フレズノ校で
MBAを取得され、帰国され住職に。

料理僧として、料理や食育に取り組まれ、
寺社フェス「向源」、「暗闇ごはん」など
様々な活動されていらっしゃいます。


世界最大級の寺社フェス「向源」。
お寺と神社が一緒にフェスをするのは、
とても珍しいことのように感じます。

お寺と神社は、明治時代よりも前は、
同じ境内の中にあったり、垣根は低かったそう。

「宗教的な、文化的な、日本人の源に向き合う、
 という意味で”向源”とタイトルをつけました。
 170以上の体験型のワークショップをご用意しています」

また、”お経のライブ”も人気!
3宗派、それぞれのお経の
コラボレーションを聞くことができます。
このコラボレーションは、
海外のお客様にとっては、驚くべきこと。

「違う人が、宗教、宗派、人種、性別を超えて、
 何かを一緒にできるっていうのは、
 楽しいことであれば、幸せな人生なんじゃないかなって」
と青江さん。


そして、”ウルトラ木魚で人形供養”も大人気。
こちらは、ウルトラマンの35話「怪獣墓場」
というお話から始まったもの。

ある時、ウルトラマンは、宇宙に
今まで倒してきた怪獣たち34体が漂う
墓場があることを知ります。
そして、敵を倒したことに申し訳なさを感じ、
日本の文化である”供養”を行います!

「敵でも倒したことに後悔し、かわいそうと思い、
 供養するという日本的な感覚が、
 我々が大切にするべきものだ、
 と愛知の仏壇職人がおりまして。」

その後、怪獣供養を現代に蘇らせて、人形供養をしよう、
とウルトラマンの顔でできた木魚を作製。
円谷プロに企画を持っていき、なんと商品化されることに!!


寺社フェス2016年のテーマは、「日本を遊べ」。
今年は神田明神、増上寺だけでなく、
日本橋の各所で行うことになっています。

昔ながらの昆布や鰹節、店頭商売などの
もっと身近な生活文化=伝統があると知ってもらおう、
というのが今回の目的。
増上寺では、普段入れない場所に入れるツアーなども。

M1. 上弦の月の下で -Under The Half Moon- / 杏子
M2. Look Out Out For Yourself / Wunder
M3. Hasu Kriya / LOVE, PEACE & TRANCE