岡田おじいちゃん先生

中学の日本史の先生。日本史を教えてもらった記憶はまったくなくて、授業中はいつも趣味の釣りの話を楽しそうに話してくれました。当然、日本史の授業は、ある意味自習時間のような雰囲気で、寝る人、塾の宿題をやる人、手紙を交換する人、とにかく先生の釣りの話を聞いている人がいたかどうかも分からないくらい自由でした。その先生がある日、自前の釣竿を持って授業に来ました。その日だけはみんなの注目も先生に注がれ、気を良くした先生が釣竿の使い方を披露しようと釣竿を振り上げた次の瞬間、先生の頭上の蛍光灯が凄い音を立てて割れ、先生の頭の上にガラスの破片がキレイに降り注ぎました。物音に驚いた隣のクラスの先生が駆け付けて来た時に見せた先生のあの笑顔を思い出すと、今でも笑いがこみ上げて来ます。岡田先生元気にしてるかな〜。

りかまま

千葉県 / 女性 2019/3/4 20:54